上昇しているユーロが欧州時間の指標発表にて上伸するのか注視か
2023.01.31
本日のポイント
- 独・小売売上高
- 英・住宅ローン承認件数
前日は、欧州市場・米国市場で株価がともに反落となり、S&P500は、前日比マイナス1.30%の4,017ポイントで終了した。恐怖指数(VIX)は約7.7%上昇し19.9となっている。商品市場は、主要貴金属5銘柄とエネルギー価格が下落しており、原油WTIは77.9ドル台で推移している。暗号資産は、株価の下落とともに下方向に推移しており、BTCUSDは4%以上下落。22,755ドル台での推移だ。
為替市場は、欧州通貨の上値の重さが改善され、ユーロ円が140.586から141.934まで上昇した。昨日発表された欧・1月景況感指数が市場予想の96.9から99.9へと上昇したことが影響し、ユーロ円は昨日の欧州時間で急騰した。昨日の急騰で、ユーロ円は再び4時間足200SMAを上抜ける形状となったが、ローソク足は依然上値・下値を切り下げているため、本日の欧州時間での反落に警戒したい。
本日は、16:00にトルコ・貿易収支、独・小売売上高、独・輸入物価指数、16:30にスイス・小売売上高、16:45に仏・生産者物価指数、17:55に独・失業率、18:30に英・住宅ローン承認件数、19:00に欧・第4四半期GDP、22:30に加・GDP、米・第4四半期雇用コスト指数、23:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・消費者信頼感指数が控えている。上昇しているユーロが欧州時間の指標発表にて上伸するのか、慎重に見極めたい。
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